
心配した天気もてるてる坊主のおかげ(?)で、快晴の建て方日和で一安心。

尺角(30cm角)の大黒柱はこの家の中心に建ち、四方から差さる尺梁をがっちりと受けとめて小屋梁も支えます。やっぱり、尺あると太いな〜という感じです。

建て方はこの大黒柱を建て、足固めを差してその位置を決めてから順番に梁を差し、外側に広がるような手順で進められました。


建物の四隅は桧7寸角の通し柱で固めています。外部は板張りのの大壁納まりになりますが、通し柱は真壁の納まりで外部に現しになるためちょっと太めです。
2階の床の高さでは、長さ4間(7.2m)、丈が尺(30cm)の胴差が差さり、建物の腰の部分をしっかりと固めます。小根ほぞ割り楔締めという仕口で楔をがっちりと打ち込みます。


大黒柱を囲むように通し柱が立つ姿は、森の中で天に向かってそびえていた木が再び都市の中で次なる生を得ていくのだということを実感できる光景です。
木の家は都市に森を再生します。